2012年3月27日火曜日

後輩の想ひ出

今日は,後輩(M2)の卒業式でした.これまでも,すでに 4 回ほど自分より年下の人間を送り出した経験はあるのですが,どうにも慣れないものです,相変わらず,ちょっと寂しいような,ホッとするような不思議な感覚です.

今年卒業して社会に出て行った後輩たちは,偶然にも,この日記を付けはじめた年の新入生たちに当たります.この日記をはじめた理由が,そもそも,それまで研究室で最も仲の良かった後輩が卒業してバカな話で盛り上がれる相手がいなくなったことが理由のひとつだったりするのですが,ちょうど,そんな後輩と入れ替わりで入ってきたのが彼らでした.

僕が D2 で,彼らが B4 という,ちょっと年は離れているけれど,この代の学生とは,それなりにいい関係を築けていたんじゃないかと,自分では勝手にそう思っていますw 実際,彼らに対しては,はじめから,それまでの良くも悪くもいい加減な後輩たちよりもいい第一印象をもったのを覚えていますし,実際に,そんなことを書いています

D2 のころというと,僕が,まだ,フィールドの鬼(?)で,元気が有り余っていたためか,力一杯バカをやれた頃であり,その一方で,何となく「指導する立場」を自覚しはじめた頃でもありました.いま思うと,はじめて本格的に指導を任されたことも,そんな宙ぶらりんな立場になっていた理由かも知れません.実際,この後にできた後輩は,すべて僕が東北大学に移ってからできた後輩なので,年の差のせいもあって,今年卒業した後輩への態度のように「一緒にバカをやれる先輩」として接するのが(自分の中で)難しくなっています.そういう意味で,僕の中で純粋に「後輩」と呼べるのは,彼らが最後だったのかなぁ,と思います(あと,やっぱり,同窓ってこだわりはあると思う.僕は,どうしたって北大生なので).

彼らとの想ひ出は,いろいろありますが,ここで語ってもしょうがないので,特に語りません.しかし,(研究室に伝説として語り継がれるような)エピソディックなイベントは少なかったかもしれませんが,僕の中では,ひとつ下の代(研究室でのはじめての後輩)の次くらいに印象深い連中でした.少なくとも,何年経っても忘れることはないだろうなぁ,と.

僕を,彼らが,どんな先輩だと思っていたのかは解りようもありませんが,僕からみた彼らは「面白いバカガキどもだったなー(もちろん褒め言葉)」という印象です.とりあえず,4 月から踏み出すことになる,新しい生活に負けずに頑張って欲しいと思います.そして,力ある役職に就いたときには,僕のことをなんとかして下さいw