2013年5月28日火曜日

購入記録

「謎の彼女X」 10 巻 植芝理一

文化祭編後半から日常.文化祭で思い出したようにヒャッキーが登場して噴いたw

ヒャッキー編以降,諏訪野が話の中心にいるけれど,これまでのキャラと違ってすごくいい!(単にわたくしの好みの問題です)絶妙なブレンドで,童貞男子高校生の妄想を具現化したような,読者の心の奥に眠る童貞力を呼び起こすような言動にゴリゴリと心を持っていかれる快感.こういうキャラがいてこその卜部(という存在に仮託された自分だけの恋人)の魅力が浮き上がるものです.

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「デストロ246」1〜2 巻 高橋慶太郎

「ヨルムンガンド」が面白かったので購入.ただただひたすらに女の子同士が延々といちゃつくマンガです.とてもいいです.

2013年5月22日水曜日

偏食

私は,基本的に偏食な人間です.

文字通りに食事に関しても,自他ともに認める酷い偏食家なのですが(※注),それだけではなく,特に「好み」の反映されるコンテンツに関してもそうなのだな,と最近気付きました.別に,好き嫌いが激しいとか,そういうことはなくて,新規性の高いモノにはわりと許容量が大きいし,どんなものであっても一度は楽しめるタイプなのですが(現に,アニメは絨毯爆撃で見ますし,小説も基本的になんでも読みますし,食に関して好き嫌いをいうことは [ほぼ] ありません),そういうフロンティアスピリッツと偏好というのは,どうやら,相容れるもののようです.

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※注:さすがに,病的なものではないですが,数年に渡って,ほぼ,学食のカレーしか食わない,外食に出ても,特定の店の特定のメニューしか食べない,そのうえ,その特定のメニューの味付けが変わると二度とその店に行かない,などなど,偏食エピソードは枚挙にいとまがありません.

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以前から,(かつてマニアと言える程見ていた)映画にしろ,音楽にしろ,小説にしろ,マンガにしろ,基本的にお気に入りのものを無限に見続けることに快感を覚えることには気付いていたのですが,最近みはじめたアニメですら,そういう傾向が出てくるに至って,自分の偏好さ加減に気付いたわけです.

つまり,何が言いたいか,というと,「ARIA」だけで,向こう 10 年くらいは戦える,ということです.

2013年5月12日日曜日

最近は

ある程度,時間が取れるので,ちょっとずつ,この日記を書く頻度を上げていこうと思っている所存.

……今日,一気に三個も記事を上げたのは,書き溜めとかじゃないよ!(たぶん……)

某所から転載(一部改変).というか,クローズドな場に文章を置いといてもしょうがないので

タイトルにある通り,某所からの転載(一部固有名詞等は改変).

クローズドな場にものを書くことは,プライベートな連絡として意味があるものの,ある程度の文章になっているものをそこに置いておいても,あんまり意味がないと思うので,取り敢えず,公開しておくのです.

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中高生の中二病真っ盛りの頃,周囲には確実に「9 時–5 時の仕事なんてしたくない!」と言って憚らないタイプの人がいたけれど,僕自身は割とステロタイプな「平凡な暮らし」のほうが好みで,当時は,大学出て(とはいえ,すでに理系は修士卒が当たり前といわれる時代だったので,修士くらいは出る気でいたと思う),平凡な会社に勤めて,30 歳くらいには結婚して,子供もいるのかもしれない,とか思っていたわけで,30 歳手前まで無職で,アウトローなポストドクターをやっているなんて,思いもしなかったものです.

世の中が便利になって,SNS なんかで,(高校の)同級生の現状とか,そういうものがある程度,把握できるようになり,(誰がどう言っていたかなんて覚えていないのだけれど)多分,「サラリーマンになんてなりたくねー」と謳っていたであろう人も,そうでない人も,みんな社会人として,真っ当に生きているのをみたり,幸せそうな家庭を作っているのをみていたりしていると,不思議な感覚に陥ったりしたこともありました(別に,自分で選んだアウトローで自由な生活に不満があったわけでもないので,嫉妬とかそういう感情とは,また,違った不思議な感覚です).

そんな僕も,30 歳を目前にしたことや,自分の(研究)能力の程度も把握できるようになったことや,日々,抜きつ抜かれつの競争的研究生活に,若干,疲れを覚えてきたことなどがきっかけで,ちょっと,別な生き方をしてみようかな,と思いはじめたのが,2011 年度の半ばくらいでした(この辺のいきさつには,学位取得を取得してしまったこととか,例の地震に巻き込まれたこととか,単に積み重ねた自分の経験を生かす方法を考えはじめたこととか,色々な要素があるので,原因について明確な話はできません).

とはいえ,30 歳手前の博士(理学)持ち,職歴なし(非常勤ポスドク研究員を除く)が就ける職場なんて,そう多くはありません.一般社会よりの技術系職(資源系)などにもトライしようかと思ったのですが,サイエンスにどっぷり浸かりすぎて,中二病を発症している自分にはエコノミックジオロジーの世界に馴染める気がしませんでした.加えて,そういった職は,「金儲け」が仕事なので,研究とは,また違った意味で,超競争社会であるという側面もあり,「競争」に疲れていた僕の目には,さほど魅力的に写ることはありませんでした.

そんなわけで,いくつかの職場にトライしたり,電話をかけたりしていたものの(加えて,お遊びで声優事務所の募集に応募したりしてました),なんともピンとくる職場に巡り会うことが出来ず,真面目に試験に落ちたり,試験の途中で辞退したりをくり返していました(……と言っても,そこまで大真面目でもなかったので,受けたのは数社ですが).

そんなときに,現在の職場を見つけて,少し心を入れ替える気になり,本腰で採用に向けて頑張ることができました(自分の志望通りの条件が揃っているという,いいタイミングかつギリギリで年齢条件をクリアしているという募集だったので,自分でもラッキーだと思っています).

気が付けば,トントン拍子に採用~大学の研究の後始末~来札~と時間が流れて,いまに至るわけです(と気軽に書いているものの,大学の残務処理はエグかったのですが).

これから,自分の生活とか,仕事とか,どうなるのかは全くわかりませんが,取り敢えず,頑張っていこうかと思います.さて,どうなることやら.

休日の過ごし方

少しずつ社会人の時間の使い方を覚えてきたものの,相変わらず,毎週律儀にやってくる 2 連休は,若干,持て余し気味な,今日この頃です.休日なんだから休めばいいんですが,なんだかんだでウィークデイも昨年までの「時間とか関係ないし」的な生活スタイルに対して,仕事時間はより濃密に,家に帰ってゆるゆる作業をしても十分休める時間を確保できるという生活スタイルである以上,1 日(土曜)だけ休むと,日曜にはうずうずしてしまうわけで,なんとも時間を持て余します.季節が,もう少し良くなればお外で遊んでくるのも気持ちがいいんですが,まだ,肌寒い空の下では,根がインドアーな僕は,家に引きこもってしまいがちになります.とはいえ,やることはあんまりないんですが…….

こんなときに一緒に出かけるパートナーでもいれば,また,ちょっとはアクティブになれるんでしょうけれど,交際相手がいないわけでもないのに物理的に無理な,ここ数年と現在(そして今後数年?),それもまた難しいものです(雇われの身になったとはいえ,毎週,数万円を叩けるほど裕福ではありませんので).

まぁ,当地で人付き合いがないわけではないんですが,ここ数年,遊びらしい遊びに出なかったせいか,明確な目的もなく「遊ぶ」という感覚が麻痺してしまっているのか,趣味やら仕事やらに時間を費やすほうが気持ちが楽に感じてしまっていて,わざわざ遊びに行くのが億劫になっている部分もあります.まぁ,僕の知ってる「遊び」なんて,学生時代の感覚での「遊び」なので,いまの趣味悠々な時間のほうが,楽しい気もしますし.

まぁ,生活に余裕が出てきたら,そのうちなんとか変わっていくかなと,ポジティブなことを考えつつ,暮らしております.

……とりあえず,2 週間後から所内の野球大会が始まるらしいので(そして,出なきゃいけないっぽいので),基礎体力づくりでも日課に加えようかなとか思う,日曜の夜なのでした.

2013年5月9日木曜日

帰省という名の聖地巡礼な黄金週間

就職が決まってからというもの,学校の残務がこれまでにない程忙しかったこともあり(来年時間あるときにやればいいや,が通用しなくなった),両親に就職が決まったことの報告や挨拶すら(直接は)していなかったので,ゴールデンウィークの連休を利用して,帰省してきました.

過去の記録を溯ると,だいたい,二年振りの帰省であったわけですが,10 年前とは丸っきり変わってしまった実家周辺の町並みには,相変わらず,郷愁を感じられません.そもそも,実家の位置も変わっていますし(徒歩 3 分くらいだけど).

そんなわけで,久し振りに実家(といっても,僕が実家を出た後に引っ越しているので,住んでいたことはない)でゴロゴロしたり,両親に近況報告をしたりしてきました.あ,いちおう,初任給で家族に贈り物をしたりもしました.

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……しかし,まぁ,実家でじっとしているのもなんなので,連休 2 日目は10 年振りくらいに千葉駅の周辺をふらついてみたりしました.

千葉駅の周辺は,僕が小学生の頃から(塾通いで)慣れ親しんだ地区であり,中学〜高校にかけてはほとんど毎週映画を見に来ていた地域でもあり,また,中のテナントは変わっても雑然とした裏通りの雰囲気は失われていなかったりで,区画整理やら,新規住宅地(再)開発やら,川鉄の団地群の撤退やらで,まるっきり姿を変えてしまった地元周辺よりは郷愁が湧き,すこしだけ当時の記憶に浸ることもできました.

街の雰囲気は,相変わらず,雑然かつ混沌としていて,治安も適度に悪く(笑),なんだか,この不健全な雰囲気が,長らく時を過ごした優等生都市の札幌や仙台と違い過ぎて,とても懐かしくなりました.

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連休三日目は,富士山の世界遺産登録の影で,世界遺産に不登録となった鎌倉に,唐突に遊びに行きました.先日みた「エルフェンリート」,去年のアニメでかなりハマった「Tari Tari」,「つり球」,そして「イカ娘」の影響がなかったとはいいません(笑).個人的には,西岸良平の「鎌倉ものがたり」の聖地巡礼といいたいところですが…….

あまりにも唐突な思いつきだったので,出発も昼前になっており,鎌倉に着いたのは午後 2 時前という中途半端な時間でした.とはいえ,(実家の最寄り駅である)稲毛から,電車で一本なので,近いものです(にもかかわらず,千葉在住当時は,遊びに行ったことすらなかったのですが……).

その日は,気候が(札幌に比べて)温暖で,天気もよく,絶好の散歩日和,ということで,メインの寺巡回ルートから外れて,鎌倉駅の東側を中心に軽く散歩をしながら,いくつかの地味なスポットを巡るコースを歩きました.

個人的に印象に残ったのは,こけ寺こと妙法寺でしょうか.この寺,かつて僕がうら若き中学 2 年生だった頃,校外研修旅行で鎌倉を訪れた際,メインのコース(円覚寺とか円長寺とか大仏とか鶴岡八幡宮とか)から外れた地域にあったため,当時から興味があったにもかかわらず,結局,いくことのできなかった(自分の中では)因縁の土地であり,今回,あの見事な,コケに彩られた庭園,石段,建築物をみることができたのは,なかなかのなかなかでした.

一通り散歩を終えると,夕闇の迫る,いい時間になったので,由比ケ浜へ向かいました.由比ケ浜では長い時間はすごさなかったものの,「エルフェンリート」と「イカ娘」の聖地を眺めつつ沈む夕日を愛で,長谷までの坂道をゆったりと登り,江ノ電にのり江ノ島へ向かいました.

江ノ島駅に着いた頃には,18 時を回っていたこともあり,江ノ島には渡らずに,ちょうど,いい季節である釜揚げシラスに舌鼓を打ち,腹ごなしに夜風に当たり,大船へ抜けて千葉まで帰りましたとさ.なお,帰りの車内では,その日の復習として,「エルフェンリート」を垂れ流していました.

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そんなわけで,個人的には,久し振りに黄金週間をゆったりと,かつ有意義に観光なんかに費やして帰ってきたわけですが(なにしろ,去年までは時間もなければ可処分所得もない,暗黒の奴隷生活だったもので),今回の反省としては,小旅行とはいえ,もう少し,計画的に実行するべきだったな,ということでしょうか.取り敢えず,鎌倉みたいにある程度,パッケージされた土地にだったら,旅館で 2 泊くらいしながら,ゆっくりしても良かったのではないかと.

……で,オチとしては,札幌に戻ってきて,巡回サイトをくるくると眺めているときに,某アニメ系ネタサイトのキャプチャー画像の中に,妙に見慣れた町並みが写っていると思ったら,その週に放映されたとあるシスコンアニメが千葉(駅周辺)をデートするという内容だったらしく,知らず知らずに,見てすらいないアニメの聖地巡礼をしていたことが分かった,ということでした.結局,連休は完全にアニメの聖地巡礼しかしていなかったのか,と…….