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2016年4月24日日曜日

個人的体験の共有

たぶん,いまの人は昔の人の何百倍〜数千倍も友達を持っている.

友達の機能は,基本的に噂話と内輪話の共有に要約できると思っている.そういう意味で,SNS を通して繋がっているということだけで,友達の機能は十分に満たしていると言えるし,それどころか,2ch の特定の板で無数の同系統の趣味をもつ名無しと話すことでだって,十分に機能としての友達を体験出来る.これは,インターネットのもたらした革新的な世界の形の一つだと,皮肉ではなく,本当にそう思っている.

その一方で,個人的に怖いと感じるのは,無数の友達の間で,個人の経験が拡散されることで,場合によっては,たった一人の個人的な経験が,数千〜数万の人の共有体験になってしまうことだ.

最近,「とある学校で,男性教員が女性の生理用品を『ふしだらなもの』だと思い込んでいて,女生徒の生理用品が没収された」という経験談(?)をみかけた(僕が見かけた時点で,Twitter で数千リツイートされていた).とりあえず,33 年近く男として生きてきて(妹がいたけれど),女性の生理について全く知識を持たないでいることなんてできなかったし(保健体育で習うし),そもそも,あれだけ大々的にテレビ CM で流されているものを「ふしだら」だと思いこめる神経がわからないレベルのトンチンカンさなんだけれど(事実として体験したという人が居たら,その人には大変申し訳ないけれど,僕個人としてはそんな事実があったとは信じられない),その話を発端に,男は女性の生理について何も知らないし,生理に対してネガティブな印象を持っているくらいの論調が生まれていた.

仮に,そういう男性教員が居たのだとしても,非常に不幸な出来事に,ある1つの時代の1つの学校が巻き込まれた,ということでしかないはずなのだけれど,そのつぶやきが拡散されていく過程で,「そんな不幸が事実としてあったのか」と共感した友達たちが,友達の友達に拡散していくだけで,その体験は,共感した人の数だけの一般認識になっていく(事実,僕もこういう風にブログ上で「こういう体験をした人がいるらしい」と噂できるひとりになってしまっているわけだ).これが怖い.

以前も,掛け算の順序に関する話で,掛け算の順序を逆にしたことでバッテンをつけられたとする証拠画像は,10 年近くも 2, 3 パターンの画像が拡散されていることで支えられているように見える(僕にはそう見えるというだけで,事実は調べたこともないから知らない.実態については,この問題に真剣に取り組んでいる人がいるので,そういう人の意見を参考にしてください)というようなことを書いた気がするけれど,これも,根っこは同じだと思う.数少ない経験談が多数の共有体験にすり替わっている事例だと思う.

インターネッツを通じて,簡単にたくさんの友達と内輪話を共有できることで,個人的体験が集団的な体験にすり替わっていく世界は,渡り方を気を付けないと,簡単に暴走する奔流に巻き込まれていくことになってしまう気がする(この暴走云々に関して書きたいこともあるけれど,それはまた,今度).

僕くらいか,僕より年上の古いインターネッツを知っている世代が,最近のインターネッツの世界にトゲトゲしさや危うさ(昔でいう殺伐とかとは違う)を感じてしまうのは,この友達感覚の拡張にあるんじゃないかな,というのが,最近の感想です.

2015年3月3日火曜日

別段大学だけが閉鎖的で不思議なわけではない

某所で「某公立大学では名刺を自腹で作らなきゃいけないなんて不思議だ.こんな慣習はここだけだ(意訳)」という記事を見かけたが,(最近は組織にもよるみたいだけれど)公務員(準公務員,元々公務員だった職業)は基本的に名刺は自腹なものだと複数ルートから聞いた(実際,そういう立場の人の名刺は明らかに自作なものが多いし,それはそれでオリジナリティーがあって面白かったりもする).もちろん,僕の所属組織もその例には漏れない.変だとは思うけれど,まぁ,ルールはルールで仕方がないことなので,僕も自分の名刺は自宅でしこしこと刷っている.もちろん,「自腹」という言葉の範疇には諸々入るようだけれど(例えば,大学とかだと外部資金なら OK とかそういう話は聞いたことがある).

ところで,この名刺にまつわるルールの件なんだけれど,本当かどうかは知らないけれど,もともと「役人は基本的に名刺を配ってはいけない(持ってはいけない)」というルールがあったせいだといわれている.しかし,役人であっても名刺が必要になる場面もある時代になった結果,「(税金であるところの)公金を使って名刺をバラまくのはダメだけれど,個人が勝手に作って撒く分には黙認する」となり,更にそれが転じて「名刺は自腹で用意しなければならない」というルールになったということらしい.この世間の常識からの遅れっぷりをみると,役人でも公費で名刺を作っていいというルールになるころには,名刺交換の文化自体が薄れている時代になっている気がする.

元々の「名刺を配っちゃダメ」というルールの起源についてもはっきりしたことは分からないけれど,「身分や役職(=仕事内容)が外部に知られることを防ぐ(賄賂とか不正の防止)」とか,「昔の役人は『お役人さま』だったから自ら名刺を配るという行為は必要なかった」とか,「税金で私物(名刺=個人の名前が入った公共性がないもの)を作ってはいけなかったから」とか,「公僕に名刺は必要ない」とか,「公務員の無名性に名刺文化はなじまないから」とか,いろいろ聞いた.

そういうわけがあるので,我々は名刺を積極的に配りたがらないことも多いんですが,常識がないんじゃなくて「身銭を切りたくない」だけなので,怒らないで下さい(笑).

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ちなみに,僕は親が公務員だった上に,自身も一般の職場といわれる場所に身を置いたことがないから本気で分からないんだけれど,名刺が会社から支給されるっていうのは,実際のところ,どのくらい常識的なことなんでしょう?それなりの規模の一般会社の人でも自作っぽい名刺を配っていることもあるので……(自作でも名刺用紙は会社負担とかなのかもしれないけれど).

2014年6月19日木曜日

2013年12月23日月曜日

年は暮れ行く

今年もあと一週間となりました.

短かったような長かったような.まぁ,まだ,今年を振り返るのははやいかなと思いますので,それはまた,別の機会に.

取り敢えず,今週中に,今年購入した本とか,今年見たアニメとかのまとめをしておこうかと思います.今日は,色々疲れたのでしませんが.

2013年11月24日日曜日

冬の始まりは

サン=テグジュペリが読みたくなる.

初雪から雪が路面に根付くまでの短い期間.秋の落ち葉が乾燥して,冷たい風に舞う頃.朝の清廉な空気が肺腑を凍てつかせない頃.

なんとなく,昔からの習慣で,季節に応じて読みたくなる本や作家がいるのですが,初冬の頃には,何故かサン=テグジュペリが読みたくなります.「夜間飛行」,「人間の土地」,「南方郵便機」,「戦う操縦士」…….「星の王子様」は,狙い過ぎなので,あんまり好きではありません.

例年,一冊,この時期に読み直しているわけですが,今年は何にしようかなと,本棚を漁っています.何となく,「南方郵便機」かな,とか.

2013年11月10日日曜日

非公式ウェブサイト

ひこうしきなーらーでーきることー♪(「わたしにできること」のサビのメロディで)

……ということで,かねてから制作はしていたけれど,公開には至っていなかった自分の非公式ウェブサイトを公開まで持っていきました.この時期に,敢えて作りたくなった理由とか,「非公式」をうたう理由とかは色々とあるのですが,色々とあり過ぎて,自分でもうまく整理できていないし,整理しなくていいと思うので,書きません.

まぁ,そのうち,飽きてろくに更新しなくなる可能性が高いですが,ちょこちょこと記事を増やしていこうかなとは考えているので,ときどき,覗いてみて下さいね.

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なお,この日記にて,このサイトのことを扱うのは,これが最後だと思います.気が向いたら,更新した記事のリンクを貼るかも知れませんが……

2013年7月11日木曜日

誰も気にしちゃいないだろうけれど

昨日の記事,半分くらい脳が眠った状態で書いていたせいで,下書き保存するつもりが,ろくに推敲もしてない状態でアップロードしてた(ので,修正)…….別に,推敲したところで僕のちんけな文章が良くなるわけでもないのですが,まぁ,いちおう…….


2013年6月16日日曜日

不思議

近年,SNS なんかが発展して,国民総オナニー日記公開時代というか,感情垂れ流し時代というか,とにかく,(僕のような)なんでもない普通の人が逐次に(躊躇なく?),感情とか,行動とか,そういうものを人の目に触れる形で発信することが容易になってきている時代になっていると思います.そういう事象を指して,Web の空間がリアルに近付いたとか,ユビキタスな世界が云々とかいう論評が,最早,陳腐になっているくらい繰り返されてきているくらいには,SNS やそれに付随するリアルの延長としての web 空間というものが一般化されているようです.しかし,そういう時代・風潮の是非はともかく(そんなツールを利用して身バレ上等でオナニー日記を公開している時点で否定的なわけがないんですが),世の中って,web 以前の世界で,こんなに開けっぴろげだったかなぁ,と少々疑問に思うことがあるわけです.

リアルの延長としての web 空間って,匿名であることが当たり前だったちょっと前の web の世界と違って,ある程度のリアルの繋がり(友人とか,同窓生とか,旅先で仲良くなった人とか)を,コミュニケーションの便利な web 上に移したという性格が確実にあるわけで,実際,多くの人がリアルの知人と SNS を通して繋がっているのが現状だと思います.

でも,SNS 上では,「リアルの世界で,人ってそんなに正直に情報を公開したりしないよね」というレベルの情報を撒き散らしている例って珍しくないと思うわけです(例えば,SNS がなければ,ほとんど繋がりのない同窓生が,昨日何食ったかなんて知るすべもないわけで).これは,SNS を通して,リアルの付き合いでは見えるはずがなかったものが確実に浮き上がっている,ということではないかと思うのです(卑近な例を挙げるなら,高校生が「酒飲んだー」なんて世界に公開しちゃって,2 ちゃんねらーのおもちゃになる,みたいな).

こういう風に発信された結果,見えるようになった情報が,外面の情報(飯食ったとか,どこで遊んだとか)だったら,特に気にすることもないんですが,ともすると,内面的な情報,というか感情の発露までも開けっぴろげに公開されていることすらあって,ビックリすることがあります.他者に対する悪感情とか,それって表に出していいものなのというような情報まで可視化されている世界というのは,面白くもあり,不可思議な世界だな,と思うわけです.だって,リアルでは,仲が良かった友人が悪感情を振りまく姿なんて,ほとんど接する機会なかったですし.

これが,SNS 社会が可視化した,新たなコミュニケーションか!

……とかいうことが書きたかったわけではなく…….


そんなわけで,SNS のうえで,他人に対して発する呪詛や悪意や敵意のようなものが撒き散らされているのを見ると,なんというか,「元気だなぁ」とか「エネルギーに満ちあふれているなぁ」とか思ってしまうわけです.……というか,今まで見えていなかったから,全然知りようもなかったのですが,世の中の人って,こんなに,外に対して感情を発露させて生きていたのか,という部分に凄く驚きました.


僕は,基本的に,周囲の物事に感覚的にではなく触覚的に鈍いのか,そもそも自己中心的かつ自己完結的な性格から,他者に興味を持つことがないからなのか,他者や他者との関係に腐心することがほぼありません.逆に言うと,自分が他者にどう思われているかなんて気にすることがあんまりないので,本気で他者との関係に感情を爆発させることができるっていうヒューマニティーに驚きました.人間は感情的生物なんて空想の世界の産物だと思っていましたよ……ええ…….

にんげんってふしぎ!

2012年1月19日木曜日

ブクログ

ブクログで文献整理をはじめてみました(この日記の右サイドバーからどぞ).

とりあえず,いまのところは自分のもってる学術書の整理をメインに考えているので趣味の本は本棚にはぶち込んでいません(し,今後もぶち込む予定はありません).

いちおう学術書に関しては全部登録してひとことくらいずつレヴュウコメントを残そうと思っているのですが,思いのほか冊数が多くて,現状はバーコード読み込みから登録できた本しか並べていない上に,中途半端に☆をつけただけの状態で放置してあります.あしからず.

加えて,洋書に関してはほとんどの文献が登録すらできない状態なので,当初の目的(自分のアナログ文献管理)を果たせるのかどうかすら疑問です…….

まぁ,コメント付け等はおいおい,ということで…….

2010年5月5日水曜日

境界線ってなに?おいしいの?

oanus-log: 2010-05-05 T 9:58

boundary のことよね?

それとも border のこと?

どっちにしたって,そんなものはないのだ.いや, boundary はあるんだけど,それって線(面)ではないよな…….

2010年1月29日金曜日

うぇぶろぐ

http://www.gizmodo.jp/2010/01/ipad_hate.html

こういう新商品発表したて,発売したての時期に出てくる「○個の不満」的な記事って,いつもはヌルーするんだけれど,今回は珍しく僕の不満を完全に代弁してくれてたのでチェック.

……まぁ,僕はあのサイズが大きすぎるとは思わないし,ネットブックのかわりと言う視点で捉えるべきものとは思わないけれど(むしろ「紙のノート」の替わりだよね).

2010年1月22日金曜日

2010年1月17日日曜日

15 年

平成 7 年兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)から,本日で 15 年になるそうです.

ちょうど,僕が小学校 5 年生のころのことで,関西で起こった地震なのに家(千葉県北西部)が揺れたことや,ニュースが更新されるごとに被害が増えていくという恐ろしい報道などを鮮明に覚えています.

多分,僕くらいの世代(ポスト団塊ジュニアとゆとり世代の間の名前もつけられない世代.最近は,プレッシャー世代とか呼ぶのが流行っているらしい)の人間にとっては,バブル崩壊,オウム事件,酒鬼薔薇事件,いわゆる 14 歳の心の闇などとならんで,少年期〜青年期の暗い記憶の代表として,一生忘れられない傷になっていることと思います.僕は,幸いにして生まれてから東北日本弧にしか住んだことがないけれど,(特に大学入学後の)同世代には,直接,この地震を経験した人も多いです.

そんな地震の記憶と,その後の地震学に関して,木村学先生がこんなエントリを blog に投稿されていたので,紹介します.


地震予知(予測)とか,そう言うものって,社会的な要請が大きい分,オカルティストはもちろんのこと,一般人の口上にもよくのぼる話題ではあるのだけれど,そんなに簡単なものではないのですよ,と.

しかも,それの研究にとって,多分,世界で一番先進的かつ,重要な研究と考えられている「南海トラフ域の掘削計画」はどこかの政党のおかげで予算削減を被っているとか,いないとか…….

SOA

「石川氏逮捕、"中川昭一さんの呪い"との見方が、永田町は主流です」…政治ジャーナリスト


S(そんな)O(オカルト)A(ありえません).

単に悪いことをしたから逮捕されたまでのこと.

僕自身は,十勝民ではないのだけれど,フィールドが十勝/釧路境界の白糠丘陵地域に広がっているので,ここ数年は,年の 1/3 〜 1/4 くらいは向こうに住んでいます.特に去年は夏の衆院選の時期に向こうで生活していたため,無駄に向こうの政治事情に詳しかったりします.

そして,選挙期間,選挙日を向こうで迎えたため,直接中川氏の演説や石川容疑者の演説を聴いたり,「中川昭一氏落選」の号外を持っていたり,札幌でも配られていた「中川氏急死」の号外を持っていたりします(今回も号外が出たらしいけれど,取り逃しました…….これを持っていたら,今回の疑獄のお茶の間的なハイライトになる号外をフルコンプできてたはずなので残念).

ことがここまでに至ると,生前の中川氏が本別駅前でボコボコにヤジを飛ばされながら悲痛な表情で「日本や十勝の農業を守れるのは自分だけだ」と訴えていた姿が思い出されて胸が痛くなりますね.

……さてさて,道東の未来はどうなることやら…….

2009年11月10日火曜日

雪豹さん

雪豹さんの評価が色々と出揃って,取り敢えず,移行を躊躇するほどの大きな問題が報告されていないので本格的に移行することにした.

……このタイミングを逃すと,学校出るか,おニューのマック様を買うまでやらなさそうだからね…….

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取り敢えず,現状でいちばんネックになっているのが Adobe さまの「CS 3 は Snow Lepard に対応しない!」発言です.多分,全デスクワークで最も使い倒しているソフトではあるものの,専業デザイナー様のような新製品・新機能に追随するような使い方をしているわけではないので,次のアップグレードは CS 5 の発売を待ちたい,と考えている貧乏学生には OS に合わせてソフトもアップグレードしよう,なんてお金があるわけもないのです.


……などなど,上記の他にも人柱様のご報告をまとめてみると,少なくとも stand alone の状態で,Illustrator はほぼ目立った問題もなく動く模様.Photoshop に関してはかなり多くの不具合が指摘されているものの,(少なくとも僕の使用範囲ないでは)さほど問題はなさそう……と結論.

ただ,報告されるエラーの数々に一貫性や法則性がなく,単に「動作が不安定になる」ということらしく,Snow Leopard で CS 3 を使うのは危険な模様.

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しかし,まぁ,どっちにしろ CS 5 は発売後すぐに購入する予定なので(Adobe さまの以前の発言を信じるのであれば '10 年の 6 月頃に発売されるはず),それまでは白 iMac(サブ機)を Tiger 環境のままにおいておいて,MacBook(メイン機)のみ雪豹に移行というのが賢そう.宝くじが当たるか,現行機が致命的な事態に陥るかしない限り学校出るまでは PC 回りの環境が改善することもなさそうだしなー.

2009年6月17日水曜日

これはすごい

http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51150956.html

このオチは神がかっていると思う.下ネタ(エロ),近親相姦ネタ注意.

2009年5月13日水曜日

けいおん!の澪ちゃん

……と同じくレフティのベーシストを擁することに定評のある Slipknot のクラウンがなんか面白いことを言い出した件

2009年4月23日木曜日

うわー

Fender Japan の blogこんなことこんなことになっているのは知っていたけれど,島村楽器,お前もか…….

ここの 30 の発言が解りすぎる.

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まぁ,売れればそれで嬉しいんだろうけれど,楽器屋にはもっと楽器愛を期待したいなぁ……とか,かつてライブで愛機(YAMAHA のアクティブのやつ,機種名は忘れた……)を破壊した人間が言ってみる.