2014年7月5日土曜日

曜日感覚

学生(研究室)〜ポスドク時代は,週という単位がなにかの区切りになるということがないこともあって,大分,曜日感覚というものが失われていました.特に,テレビをもたなくなってからは顕著で,それまであった番組の周期によって得られる曜日感覚(例えば,サザエさんシンドロームのようなもの)も失われたので,全く,曜日というものと無縁の生活を送っていました(とはいえ,ドクター後半くらいからアニメを見るようになって,やや周期は見えるようになっていました).もちろん,週に一日くらいは休む日は作っていましたし(メリハリは大事),ダラダラと研究室に居着くのは,最悪の反面教師を日々眺めていたこともあって,猛烈な恥だという感覚はあったので,ダメ院生の中では比較的,サイクリックに活動していたのではないかという自負はあります.

それでも,曜日という機械的な指標に沿って某かの影響が生活に出るわけではないこともあって,「今日が何曜日か?」と聞かれると携帯電話のカレンダーを見ないとわからない,ということが常態化していました.

就職以降,土日には,職場が(名目上)停止してしまうことから,いくらか曜日感覚が戻ってきた気がしています.例えば,「今日は○曜日だから,この仕事を先に仕上げないといけない」という判断が必要なので,常に頭の隅っこには,今日が何曜日なのか,という意識を残していることが多いです.

……とまぁ,そんな風に,「社会人としての自覚」が自分に根付いてきたな,と自画自賛していたのですが,夏になって出張が頻発するようになってきた結果,そんなものはあえなく崩壊しています.今日も,上司に「明日,これこれの議論をしたいんですが,お時間ありますか?」とか言ってしまい,「なに?俺に土曜出勤しろってこと?w」と突っ込まれるというポカをやらかした次第です.

でも,僕以外にも,この手の会話は(職場内だけではなく)良く見かけるので,そもそも,曜日という機械的に割り振られたものに人間の感覚を意識せずに合わせるなんて無理なんじゃないか,と最近は諦観に満ちているところです.