2012年6月17日日曜日

ニッケルオデオン・ネーム帖

お久し振りの更新であります.

……書いておきたいことはたくさんあるんですが(自分の備忘として),とても web 上に文章を書散らして遊んでいるほどの余裕が(当然,今後もしばらく)ないもので,ローカルにメモを残したり,ついったに放言したりするにとどまっています.もう,ついっただけやっていればいいんじゃないか,と思わないでもないのですが,ある程度,まとまった文量の文章を載っけられるスペース,後でチェックするためにある程度まとまった備忘としてのこの日記,過去の思考の遍歴を記録するという意味合いの強い blog のふたつだけはなんとか残しておこうかと思っているわけです(いま,確認したら blog の最新記事が仙台移住に思うアレコレだった.2 年以上放置w).しごく,個人的な理由ですが.

……で,結局,今回も書くのは漫画の新刊(?)のことです.はい.

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以前,道満先生の「ニッケルオデオン・赤」が発売されたときに行われた全員プレゼント(ただし,金は取られるw \1000- は僕のように執拗な著者別コレクターには安い金額だけど)の女子高生のパンツとほぼ同価値な「ナイショのネーム帖」が,つい先日,届きました.一瞬だけ,「\1000- も取っておきながら,低品質紙,低解像度印刷,コンビニコミックス並みの製版」という事実に,某編集部に対する怒りを滾らせましたが,まぁ,ネームだし,少なくとも修正痕(消しゴムで消した後など)は判別できるレベルだったので,抜きかけた刀を鞘に納めました.

パラパラとめくった限りでは,このネームがどの段階のネームなのかは判然としませんが,「文章や思考レベルのプロットからの書起し第一稿」だとすると,(単行本収録の最終稿と比べて)プロット,セリフ,コマ割りが完成され過ぎていて凄すぎるし,「編集との打ち合わせ後の本稿下書き前の最終稿(かそれに近いもの)」だとすると,まぁ,妥当な書き込まれ具合だと思います(この辺り,道満先生本人がなにかおっしゃっていたかもしれないので,後でついったのログを辿ってみようかと思います).まだ,精査はしていないので(その上,IKKI については雑誌を購入していないのでネーム,雑誌掲載分,単行本修正の比較ができない!無念!),断言はできないものの,上記の中間くらいの段階のネームではないかと推察されます(少なくとも第一稿ではなく,キャラデザが不確定っぽいあたりから最終版でもなさそう.まぁ,話によりそうですが).

現状は,コマ対コマの一対一対比で,ネームから本稿(単行本収録版.こんな企画があるとわかっていたら,この対比のためだけに IKKI も買っておいたのに!!本当に無念)がどう変わっているか,という対比の途中です.本当は,昨日(土曜日)のうちに全部終わらせてまとめる予定だったのですが,思いのほか時間がかかるので,今後もちょくちょく続けて,しばらく,コレを趣味にします.