2010年9月21日火曜日

読冊記録

「ホームレス博士」を,某ポスドクの先輩がもってきたので,みんなで回し読み.率直な感想をいえば,「……で?」って感じ.とにかく,何が目的で,何がしたくて,誰に向けて書いているのかが全く分からない内容.まぁ,いわゆる形而上学的な意味で「一般人」に向けて書いているんだろうけど……,新書だし.

内容は,至極,ありふれたデータの羅列からはじまって,悲惨なポスドクのケーススタディ,著者の悲惨なポスドク経験談,著者のフィールドワークの話,ひたすら修行をしなさいというありがたいご高説……へと続く.最後に,著者とどっかの大学の先生の対談があっておしまい.

因みに,最後の対談は非常によくまとまっていて,それなりに読むべきところもあった(今更なことばっかりだけど).なんで,この対談の内容で本を書かなかったのか疑問.