--
こっちの blog では,そういうネタで大真面目に啓蒙活動を行うような気はさらさらないので(ようはバカは勝手に自分の妄信する宗教に殉じて死んで下さい,というスタンスなので)色々ぶっちゃけるけど,本気で「温暖化」が嘘だと思っているなら,なんで,「嘘」だということを信じられるの?
「温暖化」を信じないことと,温暖化が「嘘」であることは当然等価じゃないし,可換ですらないんだけど?
--
温暖化は「嘘」論者に言わせると,温暖化の仮説や原因に関する一般的な解釈(二酸化炭素の増加,とかね)に「教化されている」からみんな(一般の人や多くの学者)はそれが正しいと信じているんだそうな…….
こういうことを言う人は,真っ当な学会に出入りしている学者(や学者もどき)に多いんだ,これが…….ようは,真っ当に論理で反駁できないから,「立ち位置をどこかに定めること」を批判しようとするのね(この時点でサイエンスじゃないんだから相手にする必要はないんだけど……).
じゃあ,その「寒冷化」や温暖化が「嘘」だ,という根拠にその信奉者が教化されていないと言う根拠はどこにあるのさ?
--
真っ当な学者や普通の人は,「温暖化」も「温暖化が嘘だという主張」も「寒冷化」も信じてなんかいないのですよ.残念ながら……(だから「立ち位置」を批判するなんて完全にナンセンス).
じゃあ,そういう人が何を信じているのかっていえば,それは論理です.
例えば,僕は「現実に温暖化が起こっていて,その原因は人為起源の二酸化炭素の増加にある」という説明を選びますが,それは単に現在用意されている選択肢の中で最も論理的な説明だからにすぎません.その説を信じているわけではありません.仮に,上記の仮説より論理的な説明が存在するなら,すぐにでも仮説を乗り換えるでしょう(まぁ,現状,ほとんどの対立仮説の論理が完全に破綻しているのを鑑みれば,しばらく,仮説を乗り換える必要はなさそうですが……).
なんで,そんな「曖昧な私」なのかというと,「真実はいつもひとつ」だけど僕にはそれを知る術が今のところなく,「僕」は人間の一般化であるからです.