2009年5月29日金曜日

バンドのケミストリー

「もういい加減にしろよ」と言う声が聞こえてきそうでも,敢えて「けいおん!」全話に対する感想を書くという路線で突っ走らせて頂こうと思います.

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今回の話は,これまでのアニメ全話の中で一番良くできてたと思う(もちろん,今回の話は前回の話ありきなので,前回も今話の前ふりとして良かったと思う).特に,演奏の聞こえてこないマンガでは表現できない部分を上手くアニメにしていて,良い演出でした(まぁ,脚本家は,取り敢えずバンド活動のことをよく解っていないのだろう,とは感じたが,演出が良かったので見れた).

僕自身は,あずにゃんな立場の経験も(元々あったバンドにメンバーチェンジで入るパターン),あずにゃんを受け入れる先輩的立場の経験もあるけど(だれかをクビにしたあとに他の人をメンバーに入れるパターン),あそこまで極端ではないにしろ(そりゃあ,ダベって時間を食うこともあるとはいえ練習しないとか論外なわけでw),そこで生じる軋轢は付き物で,なんだかんだと色々思い悩むものです.素人バンドとはいえ,表現を行う場である限りは,互いの音楽に対する主義主張が真っ向からぶつかり合う場がバンドであり,練習なわけで…….

なんか,そんな新入メンバーが,憧れて,衝突して,妥協しようとするけどダメで,離れてみて,打ち解けて,ひとつのバンドとしてまとまる,という課程が描かれていて良かったと思う.まぁ,脚本がダメすぎて,それが上手く表現できていたとは言い難いけど(特に,最後にあずにゃんを含む全員での演奏を描かなかったのは致命的).

やっとバンドものっぽくなってきたなぁ(確かに原作もバンドっぽさが増えるのはあずにゃん加入以降だし).