……というのが,まさに今の現状ではないかと思います.はい.STAP 細胞の話です.
STAP 細胞に関しては,以前,触れた手前,某かの文章を綴ろうかなと思わないでもなかったのですが,僕が言いたいことは,僕以外が散々言ってくれているし,この日記の読者層的に釈迦に説法にしかならないので,やめておきます.ついったーの TL から窺い知れる会見の様子を想像しただけで,本物の会見の様子を確認する気も起こりませんし.
まぁ,僕がコメントしたいこともこんな感じです.ね,語るに落ちてるでしょ?
あと,栃内先生のブログの記事も挙げておきます.
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今後展開できる可能性がある話としては,「司法を科学に持ち込む話」とか,「科学倫理(サイエンスのルール)を一般人に啓蒙しよう」とか,「サイエンスという信用取り引き(言い換えると性善説)への問題提起」とか,この辺なんでしょうけれど,どれも僕にとっては食指の動くようなテーマではありません.この中でも,僕の(仕事上の)テリトリーに入っているアウトリーチに関わるであろう「科学倫理(サイエンスのルール)を一般人に啓蒙しよう」という部分には,思うところがないではありませんが,この部分を理解できていないから一般人は一般人なのであって,ここを引き上げるのはアウトリーチの範疇を越えているし(いうなれば,高等教育の範疇で,既に一般人になった人に,サービスとして行うことではないのです),ぶっちゃけ,そんな労力は研究者には求められません(研究者のお仕事は研究です).
どっとはらい