仙台市内の大きめの本屋をいくつか回ったのに入手できなかったため,アマゾン経由で購入したら翌日に配送されてきた.もはや,中身如何に関係なく買う本は,そもそも書店で探す必然性がない時代だよね…….
今巻が最終巻.個人的には,スピンオフとはいえ,高橋葉介の久し振りのちゃんとした(絵物語ではない)マンガの新シリーズゆえ,長期連載を期待していたのだけど,それなりに短く纏まっていて悪くはないと思う.まぁ,主人公を幼女から一気に熟女にしてしまった時点で,長期連載に耐えられるものではなかったのだけど……w
終わってから振り返ると,1 巻は「幼女時代(戦前)」,2 巻は「お姉さん時代(戦時下)」,3 巻は「熟女時代(戦後)」と,それなりに振り分けられているようだ.なお,3 巻は 2 巻から登場した小兎とかいう(高橋葉介お得意の)男と女の境界のよく解らない子供の視点で描かれている.あと,最近の高橋葉介作品では,なんの節操もなく現れる素敵なお兄様が最後の方にちょこっと出てくる.
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出版社が,壱,貳と変わってしまったせいか,表紙の絵の印刷が悪くなってしまったのが残念.