2012年2月6日月曜日

ベルセルク

ベルセルクの映画をみた.

普通に画面構成,動き,戦闘シーンの迫力などはとても凄かったのだが,かなりの部分をはしょっていたのに,ドルドレイ攻略戦くらいまではいくのかなぁ,と思っていたのに,その直前までで終わってしまったw

まぁ,ペースよく,6 月には次の話をやるらしいので,いいかと.

2012年2月3日金曜日

かったもの

「ニッケルオデオン・赤」 道満晴明

道満晴明先生の一般向けショートマンガの単行本第一巻.第一話の "Heart Food" のみ,Comic IKKI のウェブサイトで公開中.

全体的な印象は,かつて快楽天で描いていたタイプのショートからエログロ反社会要素を取り除いて,狂気を薄めたうえで,真面目なテイストの作品群だけを抜き出したような作品集という感じです.いつもの道満先生を期待すると薄味過ぎてガッカリするかもしれません.個人的には,道満先生が真面目に描いたショートは嫌いじゃないので,薄くてもいいもんだな,とは思いましたが…….

しかし,この本を読んで理解できたのは,あのほとんど棒人間化しているキャラクター同士の全く抜けない(そもそもそういう目的のものでもない)エロに,作品世界の奥行きを形作るという重要な役割があったのだと言うことです.例えば,道満先生の作品の中でも名作として名高い「トゲトゲ」ですが,地下道の怪物と男の間に肉体関係が結ばれていなかった場合にどれだけ薄っぺらい話になるかを想像してみると,本書の各話の味の薄さ,アッサリさが想像しやすいかと思います(※).いや,それはそれで味わい方次第だと思うのですが,僕は,「性本能と水爆戦」シリーズに戻ってほしいなぁ,と思うわけです.「ぱら☆いぞ」も大好きなんだけれど,やっぱり快楽天ではショートを描いてほしいなぁ,と.「ヴォイニッチホテル」は凄くアクが強いけれど長編だしね.

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※この「薄さ」が端的に現れているのが,「私の友達に虎とつきあっている女の子がいるんだけど,その子が最近虎とキスしたらしいの(うろ覚え)」というセリフ.

2012年2月2日木曜日

きょうのおしごと,りがくはくしのおしごと

理学博士になって半年近くが経過した僕ですが,毎日,お仕事を頑張っています.

今日は,そんな理学博士のお仕事の紹介です.

博物館のお仕事の一環で「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)を書きました.



↑こっちは楷書風.
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↓こっちは行書風.


……やっぱり,漢字カナ混じりの文は作品にするのが難しいです.特に,今日の場合は,十分な練習時間もなく,ほぼ一発書きだったので,見る人が見ると所々に線の迷いが認められると思います.

個人的には羊毛の細めの長峰を使って,嵯峨天皇とかその辺りのグネグネした草なんかで遊びたかったのですが,博物館の偉い人たちから「読めないのはダメ」とダメ出しされたので,諦めました.……だって,普通の行書でも怒られるんだもん(下作品があくまで行書 "風" なのはそのため).

そんなわけで,この作品は,2/6 から仙台市科学館で行われる「魚竜館展」のどこかに展示されるらしいですよ.詳しくは知らないのですが…….

(※リンク先 PDF 注意)

僕の字はともかく,魚竜館展は,それなりに貴重な標本(レプが多いけれど)を含む,モノ自体は,なかなか見応えのある展覧会になるみたいですので,仙台にお越しの方は是非お越し下さい.なんでかよくわからないけれど,フクイラプトルも来ていますしw

……ところで,あれ?理学博士?

2012年1月23日月曜日

買った

Korn "The Path of Totality"

嫌いとまではいわないけれどちょっと物足りない感がある.Korn に求めるのは,もっとエグい音なので,このアルバムは,僕にとっては,あまりにもゆるゆりすぎる.展開と気持ち悪いテンション音はさすがに Korn だし,そもそも,ジョナサンの気持ち悪いボーカルとフィールディー様の絶妙なリズムがあれば間違いなく Korn そのものなんだけれど,それでもちょっとゆるゆりすぎるかなぁ……という感想.もちろん,曲単位では好きな曲もあったけれど…….

前作が,音を無駄に粗野かつガサツにすれば格好いいと思い込んでるクソ野郎ことロスロビのプロデュースであったわけだけれど,それでもなお,個人的には泥臭さがここ数作の中では際立っていたこともあって好きだった(その前の 2 作の路線にやや食傷気味だったってのもあるけれどw).今作は明らかに,系列としては,"See You on the Other Side" とか "Untitled" の後継にあたるんだろうけれども,この 2 作と比較しても,かなりのゆるゆり度を誇っている.……というか,前の 2 作は実験として悪くなかったと思っているし,ノリ自体は好きなほうなので,今作はバランス感覚を失した感が拭えないかなぁ…….

……というか,単純に色んな人とコラボレーションしすぎた結果,全体が散漫になっただけのような気もする.

買った

「放課後ティータイム in MOVIE」

映画のライブシーンと同じ構成ということが発覚したので購入.やっぱり何度聞いても,「ごはんはおかず」の唯の暴走部分はかっこよすぎる!

「特撮 復活ライブ 2011!5 年後の世界」

なんとなく衝動買いしてしまった…….でも,エディーの音が気持ちよかったのでおk.

2012年1月19日木曜日

ブクログ

ブクログで文献整理をはじめてみました(この日記の右サイドバーからどぞ).

とりあえず,いまのところは自分のもってる学術書の整理をメインに考えているので趣味の本は本棚にはぶち込んでいません(し,今後もぶち込む予定はありません).

いちおう学術書に関しては全部登録してひとことくらいずつレヴュウコメントを残そうと思っているのですが,思いのほか冊数が多くて,現状はバーコード読み込みから登録できた本しか並べていない上に,中途半端に☆をつけただけの状態で放置してあります.あしからず.

加えて,洋書に関してはほとんどの文献が登録すらできない状態なので,当初の目的(自分のアナログ文献管理)を果たせるのかどうかすら疑問です…….

まぁ,コメント付け等はおいおい,ということで…….

2012年1月13日金曜日

エーレンベルクとわたし

エーレンベルク(Christian Gottfried Ehrenberg)というと 19 世紀初頭に様々な,そして大量の微生物を非常に素朴に記載し,今日の微生物学の礎を築いた偉大な博物学者です.同様に初期の微生物学・微古生物学を担った科学者でいうと,一般的には,19 世紀後半に,アートと言っていいレベルの極彩色の多彩な生物(多くの微生物を含む)の絵画を残したヘッケル(Ernst Haeckel)のほうが最近出版された「生物の驚異的な形」などの影響で,知名度が高いのかもしれませんが(高校生物で習う反復説なんかの業績もあるし),僕のいる業界(微古生物学,地質学)に限っていえば,エーレンベルクがいなかったらそもそも学問が興らなかったという意味で非常に重要な人物です(微生物が化石として残るという概念,岩石の形成に生物 [微化石] が関与しているという概念 [例えば,映画「けいおん!」の ED で HTT メンバーが立っていたドーバーの白亜の崖が直径数 μm の化石(円石)からできているという概念] などの発見など).

……で,何故にエーレンベルクに関して長々と語ったのかというと,つい先日,某先生からエーレンベルクの図版(のみ)を見せられて,「この絵から現在の基準で種名分かる?」という無理難題をふっかけられたことで,エーレンベルクに触れたからです(詳しくはこちら).

エーレンベルク(の記載)自体は,僕の専門である渦鞭毛藻および渦鞭毛藻シスト化石の最初期の原記載者としてよく出てくる名前なのですが(記載する個体の原記載がエーレンベルクという状況),今回みたいにエーレンベルクのスケッチに描かれている個体を,そのスケッチのみから同定するというのははじめての経験だったので(というか,普通にあり得ないw),ちょっと印象に残ったのでした.

大まかな外形からエーレンベルクが Peridinium 属として記載しているであろうこと,僕の知る限り Plate 配置と外形とエーレンベルクの記載した種がどういう扱いになってるかという知識から Palaeoperidinium 属にあたりをつけて,記載を総当たりしたら思いのほか早く種名を特定できたので,仕事としてはかなり楽な部類でしたが……(とはいえ,dorsal side のみしか描かれていない,分類に重要な archeopyle が不明瞭,そもそもスケッチが逆さまなんて代物でしたが).

ちょっと驚いたのが,エーレンベルクのスケッチの正確性.素朴ゆえに確実に見たものをそのまま描いている感じが素敵でした.

ちなみに,このお仕事のお礼はその先生がエーレンベルクのコレクションの再検討プロジェクトに関わったときに作ったモノグラフでした.普通に過剰報酬でありがたかったw