2014年6月28日土曜日

記憶の断層と無堆積

最近,とみに自分の記憶力が衰えているのを感じます.これでも,昔は近所では頭のいい子として有名で,神童扱いされることがあったくらい,どうでもいいことまで覚えていられる記憶力があったのですが(そして,嫌なことをいつまでも忘れられずにいつまでもくよくよしたり),最近は,ずいぶんとテキトーな記憶力になっているな,と常々感じます.確実に,頭の回転も鈍ってきていて,議論についていけないこともあったり,新規分野の勉強をしていても,本を読んでいてもすんなり内容を理解できないこともしばしばです.そうそう,ここに書いているような駄文でも,昔ほどはすらすらと言葉が紡げなくなってもいます.

記憶に関して言うと,連綿とした記憶が出来なくなりました.ハイエタスみたいなもので,連続的な記憶の中で,特定の一時期の記憶が欠落している,なんていうことが良くあります.また,出来事自体は覚えていても特定の記憶だけが断層に削剝されたかのように消え失せている,なんてことがあります.例えば,とある地質調査の記憶は残っていても,その参加者のうちの一人が,その調査に参加していたかどうか,という記憶がごっそり抜け落ちている,というような……(これに関しては,僕がその人物を大嫌いだったから自己防衛的に忘れているんじゃないかという説が他者から提唱されていますが).

最近は,かなり,こういうことが多くなってきていて,スケジュール帳なしじゃ,近い過去の記憶もあやふやなことがあります.