もう若くないと思いました.
とうとう 30 歳になりましたとさ.30 歳になったからといって,何かが変わるわけではなく,ただ,連綿と続く時間の中で生きているだけなので,どうもこうもありません.ただ,確実に体力は下り坂にはいったんだなぁ,ということを痛感させられるばかりの日々であります.
取り敢えず,節目の年になると,日本人は,思い出したかのように,孔子の人生についての回顧を引用し始めるものですが,「三十にして立ち」を「30 歳で(研究者として)独り立ちする(自立する)」と読むのであれば,中途半端ではあるものの孔子にはおいていかれていないといえるかも知れません(そもそも,2500 年前の,東アジア全体の根本をなす思想の基礎となった人物の生涯に己をなぞらえるなんてばかばかしいにも程がありますが).まぁ,去年の今頃は,マジで死にかけていたわけですが,諸々の運とタイミングが自分に味方してくれた今となっては,それもまたひとつの道程なのだといえるかも知れません.
なには,ともあれ,向こう 10 年はがむしゃらに生きていこうかと思います.