2012年12月19日水曜日

ざんむにおもふ

気が付けば 12 月も半ばになってしまいました.今年もあと 2 週間です.年度で考えても,実質的に仙台からの撤退に時間を費やさざるを得ない 3 月を除けば,あと三ヶ月弱で研究関連の残務処理を終えなければいけないということで,そろそろ秋山殿のくせっ毛の可愛さにうつつを抜かしている場合ではないのではないかと,少々,焦りを覚えている今日この頃です.

この 3 月をもって「学校」という場から(ようやく)離れられるわけですが,冷静に考えるとちょうど 10 年もの期間に渡ってぬるぬると浸かっていたぬるま湯から上がるということは,それなりのことだなぁ,と全く見えない,来年以降の寒々とした予定に恐怖を覚えるのであります.この支配からの卒業なのです(まぁ,卒業はとっくにしてるんだけど).

そんなわけで,将来に対するぼんやりとした不安を抱えてはいるものの,残念ながら半透明のくるくると回る歯車が視界を遮り始める程に繊細な神経を持ち合わせているわけでもなく,萬有の真相に「不可解」と結論づけて八木山橋から竜ノ口渓谷に「だいゔとぅぷらいおしーん!」するわけでもなく,ただ,ゆるゆると今年来年貫く棒のごとく在るだけだから,質が悪いというものです(この一文はそういう冗句であって,別に生に悲観する程,定まらない来年以降の未来に絶望していたりするわけではなく,ちょっと学術研究というか,純粋なサイエンスの世界から身を引くうえで,なんとなくせんちめんたるでめらんこりぃでふぃーりんぐぐるぅみぃな気分に見舞われているということなのです.なんとなく,煙水晶,なのです).

そんな中,選挙であったり,年末進行であったり,毎年恒例の後輩諸氏の卒論のフォローであったり,忘年会であったり,余計な不安に向き合う間もなく嫌が応にも時は流れていきます(そろそろパロディを挟むのに限界が来た模様).まぁ,所詮は,師走の喧噪に散る程度の矮小な悩みなのです.

これまでの 30 年に満たない短い人生において来年の自分の姿が想像できない状態に置かれているのは,ほぼ初めての経験なので微妙に緊張しているのかも知れません.とりあえず,"永遠の中二病" や "反社会的な言動" をやめなければならないかと思う次第です.

まぁ,どうあれ,ゆるゆると這いずりながら生きて往くのですがね.とりあえず,来夏の「風立ちぬ」を楽しみに…….

あ,でも,あと数日で世界は終わるんだっけ?