研究室の巡検(北海道地質ツアー)から帰ってきたので,たまにはちょっとした地質の話など.
今回の巡検のテーマは,「蝦夷層群を上から順番に巡って行こう!」というもので,そのテーマ通り,函淵層(相当層),鹿島層,佐久層,日陰ノ沢層,円山層……を見て回ってきた.
今回の巡検のなかで個人的にもっとも感慨深かったのは,僕が卒論で入った,穂別の上部蝦夷に 5 年振りに足を踏み入れたこと.卒論のときに書いたルートマップを眺めながら数年振りに入る沢で露頭を眺めていると,卒論当時のことが思い起こされるとともに,いま現在,その成果の論文化に色んな意味で苦しめられていることも相まって,なんだか胸が苦しくなった(←タバコの吸い過ぎ).
崕山遠景.崕山オリストストローム部層(高嶋ほか,2001)の模式地.最近は,写真を撮れるところまでも,なかなか入れないので,この写真を撮れたのが今回の巡検の最大の成果だったりw ……でも,崕山の写真が撮れると知っていたら,もっと良いカメラを持って行くのだった……orz