サン=テグジュペリが読みたくなる.
初雪から雪が路面に根付くまでの短い期間.秋の落ち葉が乾燥して,冷たい風に舞う頃.朝の清廉な空気が肺腑を凍てつかせない頃.
なんとなく,昔からの習慣で,季節に応じて読みたくなる本や作家がいるのですが,初冬の頃には,何故かサン=テグジュペリが読みたくなります.「夜間飛行」,「人間の土地」,「南方郵便機」,「戦う操縦士」…….「星の王子様」は,狙い過ぎなので,あんまり好きではありません.
例年,一冊,この時期に読み直しているわけですが,今年は何にしようかなと,本棚を漁っています.何となく,「南方郵便機」かな,とか.